バベル

相方は蜘蛛男を観たかったらしいけど、あまり興味のないわたしが「あれは子どもが観るものです」とか言ってたら、なんやかんやでこちらになった。
最終的には妊婦の勝利。以前からしたら、考えられない。
すばらしい。

感想としては、うーん・・・・という感じ。
面白さとか考えさせられるものとかはあるんだけど、そういうものがうまく着地しないうちに終わっちゃったなあと思いました。
タイトルからし旧約聖書の「バベルの塔」の話を意識しているんですよね、きっと。
人間の傲慢さに対する戒め的なことなのだろうか。
映画の内容が直球じゃないだけに、いろいろ考えてしまいます。
これがカンヌで賞獲ったんだよねー。

ちなみにわたしがいちばんぐっときた場面は、リチャードが奥さんの排泄を手伝ってあげるシーン。
いろいろある夫婦でも、あの状況でキスできれば、間違ってないなと思いました。
結婚目前なだけに。

それにしても菊池さんは体当たりでしたね。
すごい体当たりだったけど、助演女優賞獲れなかったのは、それだけじゃだめですぜってことなんでしょうか。
当たり前のことなのかもしれないけど、シビアなんですね。
しかし、東京の若者ってあんな感じなの?って田舎の若者だったわたしは思いましたよ。
いやー、都会の良さとか全く知らずにこの歳になりましたけど、内心ほっとしてる小心者です。

久しぶりに映画を観たので、たのしかった。
頼んだキャラメルポップコーンが、思ってたより大きくてちょっと恥ずかしかったけど。
観てる途中、まめ(胎児名)がぽくぽく大暴れだったので、母さんは爆音がうるさいのかなと心配になりました。

今、わかったけど、テーマは「コミュニケーション不全」なんだって。
なるほど。たしかにそうだ。