復活報告!

ご無沙汰しておりました。

実は先日、母がこの世を旅立ちました。
1月に病気がわかってから約4ヶ月、怒涛のごとく毎日が過ぎ、あっというまに逝ってしまいました。
その間、たくさんのことがありすぎて、この日記も辞めてしまおうかとも思ったのですが、今は続けていこうと思っています。
なぜなら母の死を特別にしたくないという想いがあるからです。

人は誰でも死を迎えます。今、この瞬間にも誰かが旅立っています。
ワタシもいつかはこの世からいなくなります。
人間だけに限らずこの世に存在するものは、いつかは消えてなくなるのですね。
普段の生活で「死」に出会うことはあまりないと考えがちですが、私たちの生活は死に囲まれ、最後に死するという事実の上に成り立っていて、生と死は別個ではないということに改めて気づいたのです。

だからといって、絶望しているわけでもないんです。むしろ、だからこそ死がやってくるその日まで、生きなくちゃなあと思うのです。
しかもただ生きるだけじゃなく、どういうふうに生きるのかという新たな課題も見つけました。

それを教えてくれたのは母です。
これまでもわりと死について考えることがありました。
自殺願望とかではなく、「死とはなんぞや」という想いがずっとあったのです。
何人かの大切な人の死も経験したけれど、それでも漠然としていました。
でも母が生きてみせてくれて、死んでみせてくれて、そして死って当たり前のことだっておしえてくれたことで、ぼやけていた視界が少し晴れてきた、そんな気がしているのです。
「死よ、どんと来い」とは言える境地ではもちろんないですが、むやみやたらに恐れる気持ちはなくなりました。

こみ上げてくる寂しさを抑えることはできないけれど、でも穏やかに過ごせています。
こんな気持ちにしてくれたのも、やはり母のおかげです。

お母さん、本当にありがとう。
今日は母の日ですね。
ワタシは書くことで気持ちが整理できるみたいです。だからこの日記もマイペースに書いていこうと思っています。
この文章が母にも届くといいのですが。