巨匠

mippu2006-09-02

iTunesに音楽を入れながら、洗濯をして掃除機をかけていたら、テレビで川端康成東山魁夷の特集をやっていて、急遽、信濃美術館に行ってみようと思い立った。
うちの近所に信濃美術館があって、東山魁夷館も隣設されている。
こんなに近いのにまだ一度も行ってみたことがない。
ひとりで行ってみるのもいいな。
チャリンコでぷらーっと出かけてみた。

思ってたとおり、館内はほとんど人もいなくて静かだった。ほぼひとりじめ。
東山さんの絵は心を静かにするな。そして静かにぐぐっと動かす。
やはり青、緑。色使い。岩絵の具のよさを改めて実感する。
あういう風景を絵にするとき、どんなことを考えながら描くのだろうか。やっぱり留めておきたいって気持ちなのかな。私が写真をとる時のような。
それにしてもすごい絵たちばかりで感嘆のため息。も出ないほど黙らされてしまう。どうやったらあんなふうに描けるのでしょう。
愚問ですが、本当に人間の手でかかれたのかと思ってしまう。これが才能なんですね。
巨匠。参りました。
今回の展示の中で私がいちばんすきなのは、「夕星」です。

あと小展示室でやっていた伊藤深水の版画もよかった。